講演会
日 時 平成18年5月18日(木) 午後4時〜5時30分
場 所 神奈川県工芸技術所4F
3階カンファレンスルーム
参加者 35人
演 題 地域ブランドの保護の現状と意匠権による保護について
― 小田原・箱根地方の木製品販売戦略 ―
講 師 久門保子氏(久門特許事務所 弁理士)
「ブランド戦略なしでは、地域は活性化できない」と、多くの地域が、農水産物や伝統工芸品など「地域ブランドの登録」を始めました。平成18年4月の商標法改正によりそれまで団体商標の取得用件「全国的に周知であること」が緩和され、「隣接都道府県に及ぶ程度の範囲で浸透」していればよいことになったためです。
資料は法律の説明が多く、難しい感じでしたが、例題を用いて丁寧に説明していただきました。
「小田原漆器」や「箱根寄木細工」が登録対象になるため、質疑応答では、沢山の質問や意見が出て関心の高さや、問題点を知ることができました。
熱心な質疑応答がありました
質問の一部
・「半製品を輸入して小田原で仕上げをした物を小田原漆器としてよいのか?」
・「組合に加入していない企業は、地域ブランドを取得した後の生産はできなくなるのか」
・「周知性の定量的な把握の説明では『広告宣伝の方法、回数及び内容』や『出荷や広告等の開始時期、期間及び地域』は古いデータが残ってないがどうすればよいか?」
・「他所で製造された粗悪品が観光土産として販売されているが、地域ブランドを取得すれば差し止めることができるのか?」
平成18年度考案保護審査員研修会
開催日 平成18年7月6日(木)
見学先 IKEA船橋(千葉県船橋市浜町2−3−30)
参加者 38人
4月にオープンしたばかりのスウェーデンから来た家具メーカー。当初の混雑や、商品の安さがマスコミで報道された話題のスポットです。
敷地面積4万平方メートル、商品は家具だけでなく、寝具、雑貨、おもちゃ、食料品等のほか、レストラン、倉庫があります。
平日にもかかわらず、若いカップルや家族連れ、業者と思われる人などで結構込んでいました。
ショールームの多さ、パソコンで商品のレイアウトをシミュレーションできる、買った商品は車で持ち帰り、自宅で組み立てることを基本とした販売方法も人気なのかもしれません。
IKEAの広さを実感
見学者の感想
・販売については、勉強になった。
・若い人の1人暮らし、新婚生活のスタートの品揃 えには、よいかもしれない。
・カップのデザインは、よかった。
・食器は食洗機対応、積み重ねができて便利そう。
・関節が動く人形は、参考になった。
・雑貨やおもちゃなどは、品数が少ない。
・この価格では、たち打ちできない。
・見て参考にはなるが、買う気がしない。
・サイズが大きく、日本人向きではない。
・収納家具については品数が多く、サイズも豊富。
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